スバル トラヴィック XM220
毎日、通勤で乗られている車
仕事終わりで帰宅しようとエンジン始動すると
いつもと違う音が・・・
オーナーさん、すぐにヤバイと思い・・・
エンジンを止めて
当店へそのままレッカーにて入庫・・・
(結果、これが後に大正解)
朝、仕事場までの通勤時は何もなかったのにと・・・
早速、ボンネットを開けて
拝見・・・
ほうほう・・・
動画撮ってみた
これは・・・
ほんまに、いやーーな感じの音・・・
にぎやかに鳴っとる・・・
何か暴れとるな~中で・・・
タイミングチェーンか??
まず、疑いのある箇所のおおよその修理見積金額を
だして、相談です。
大手術の大出費ならこの車諦めるかもと・・・
んん~
ただ異常個所を断定するにしても、ある程度の分解点検は必要
なので、
とりあえず、このへんの金額までで直るならと
了承得て
作業開始・・・
まずは、ヘッドカバー開けてみますか~
まずまずの状態をキープされてますね~
バルブ作動部も問題なさそうやな~
タイミングチェーンはどう?・・・
目立つキズもないな~・・・
テンショナーはどうやろ~・・・
んんん??・・・
あれ??
かたい・・・
ああああ!!
完全に固着して動いてない・・・
なんでや??
エンジン内部の状態そんなにスラッジでコッテリ
とかでもないのに・・・
この油路の小さい穴も詰まってない・・・
おかしい?・・・
本来ならこれ、丸ごと部品交換なんだけどね・・・
けど・・・高いのよね~
特に輸入車なので・・・(スバルブランドだけど、中身はオペル)
ここで、オーナーさんに連絡・事情説明して
まぁ~この箇所の構造を考えても作動に影響がないと考えて
一度、無理やりバラシテ復活しそうなら
様子見していただけるということで
荒療法??
修正での再利用じゃ!
駄目なら、新品に交換じゃ!!
むりくり、破壊しないようにバラシタ。
なんでこんな動き悪いんや・・・
んんん??
こ、これか・・・
このブツ、小さな出っ張り(矢印の先・見えるかな~)
食い込んでるなぁ・・・
とりあえず、廻りをキズ付けないないように
慎重に削り取る・・・
先端ピストン部もキズ多いなぁ~
修正して、全て元通りに組み付け。
おっ!手で押しても動くようになったぞ!
これはいけるんと違うか・・・
全て外した部品、元通りに戻して。
ドキドキ、エンジン始動・・・
どや!
お~ええんとちゃうの~
エンジンがスムーズに回転している
ええ感じで治まりましたか・・・
オーナーさんの好判断で乗らずに大正解!!
そんまま乗ってたら、かなりダメージ与えてたでしょうね。
いや~今回はラッキーやったね~
原因は、おそらくエンジン内部のどこかの小さな破片が
エンジンオイルと共に油路を流れて、一番狭い隙間に
たまたま挟まって、このようになったと思われます。
一番始めの画像、ヘッド内部の造り見てもらっても
分かるかな、製造工程の仕上げが粗い、バリが残ってる
ような造りなので、これぐらいと思うような小さな破片が
命取りとなりますね。
さすがアメリカのエンジンか・・・
人間の血管、血栓で詰まるのと同じですね。
こういうの原因突き止めるまでが大変ですわ。
ですので、エンジンオイルとオイルエレメントは
キッチリ定期交換しましょうね!
安物オイルエレメント(フィルター)は、危険ですので
注意してくださいね!
エンジンオイル交換 ←クリック
ワコーズ オイルフィルター(エレメント) ←クリック
工場長
WAKO'S Authorized Dealer & Technical Support Shop
当店 ラッフルズオート は地域の皆様に安心・安全をご提供させていただくことをモットーに国内ブランドNo 1!こだわりのジャパンクオリティ!高性能・高品質!お客様から頂くブランドへの期待と満足に貢献の ワコーズ WAKO’S 正規取り扱い専門店 です。
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